2019/03/20 22:00
PEACEDYEKIT(ピースダイキット)に入っている【濃色前処理剤】。
これは、濃く染めるために用いる植物性たんぱく質によるコーティング剤。
吸収力がよくなるだけでなく、自然な色に染まります。
と説明しているのですが、実際はどう違うのか?実験してみました。
前回のブログ では、綿+少し化繊のニットで試したところ、前処理なしとありでは差が出たので、素材を変えて今回は麻100%のストールを使ってみました。
1枚はそのまま。
1枚は(右側バケツ)お湯によく溶かした【濃色前処理剤】入れ30分浸しておきます。
色材を溶かした液(手前)と媒染剤液(奥)を用意します。
染める色は、PEACEDYE ピースダイ DIYキット ㉕藤鼠(パープル)。
【濃色前処理剤】に浸したストールは軽く水洗いして絞っておきます。
そのままの方もムラをふせぐため、まんべんなく濡らし絞っておきます。
媒染剤液に入れ、1分間浸します。
媒染とは、布の繊維と植物の色素を結び付けて、発色、定着させる働きがあります。
この後再び色材を入れたバケツに戻し、約2分間浸します。
媒染の効果で、色合いがより鮮やかになります。
さあ、染め上がりの違いはどうでしょうか?!
染め上がり直後、濡れた状態のものです。
きれいな藤色に染まりました!
左の方が濃く見えますよね?
なんと、濃い方が【濃色前処理剤なし】の方なのです・・
あれ!?説明とちがう~~~~
という実験結果になってしまいました。
今回は、先に染色液に浸け、媒染した方が濃く染め上がりました。
染色液に浸けた順番のせいなのか、素材が麻100%だからなのか。。
今回の結果は、もしかしたら仕上がりは好みが分かれるところかもしれませんね。
5分でできてしまう簡単染色キットだからこそ、いろんな実験をして、一期一会の色との出会いを楽しんでいきたいです。
『染め』ってハードルが高いって思っている方も、ピースダイキットなら簡単に染めちゃえます♪
ハンカチ、靴下、刺し子糸、さらしなどの小物から、Tシャツやバンダナなどの絞り染めまで、手軽にハンドメイドしてみてくださいね(*^-^*)